イスラーム協力機構の国際学術組織 ICESCO(Islamic World Educational, Scientific and Cultural Organization)から、非ネイティブ向けアラビア語教育の専門家であるアナス・フサーム・サイード博士を日吉キャンパスにお迎えし、アラビア語教育ワークショップを開催しました。
日本でアラビア語教育に携わるアラブ人と日本人の教員や学生約20名が参加し、アラビア語の特性やアラブ社会と日本社会との文化的相違を踏まえたアラビア語教授法について、全てアラビア語でディスカッションや模擬授業のプレゼンテーションを行いました。様々な背景を持つ参加者が交流し、互いの経験を共有する貴重な機会となりました。
なお、ワークショップの2日目に登壇したSFCのラーウィヤ・ジャームース講師は昨年、長年にわたるSFCでのアラビア語教育の経験を基に、ICESCOから『アラビア語学習者へのアラブ文化教育』を刊行いたしました。文化体験を語学学習に活かすという、SFCアラビア語研究室で長年取り組んできた様々な試みが、実例として紹介されています。