今年度は、8月6~8日の3日間で「アラビア語キャンプ」(特別研究プロジェクト)が開催されました。
SFC生41名に加え、亜細亜大学の学生が5名参加し、とても賑やかで充実した会となりました。
今回のテーマはアラブ諸国で有名なジュハーの説話でした。ジュハーの説話は日本の「一休さん」のようにトンチを利かした筋書きが多く、話のオチが理解できるかがポイントとなりました。参加者は7つのグループに分かれ、1日目は各グループが担当する説話を読み解き、残りの2日間で撮影と動画作成を行いました。難しい単語や文法があったものの、先輩と後輩が共同で理解を深め、独自のアレンジを加えた作品はすべて素晴らしい出来上がりとなりました。
その他、オリジナルのカードを用いた自己紹介ゲームや、アラビア文字カルタなどにも、グループで力を合わせて取り組みました。1日目の夕食と2日目の朝食は、キャンパス内にあるベータ・ビレッジにて、美味しいアラブ料理を皆で作って味わいました。3日目は外部講師を迎え、イスラーム幾何学ワークショップが行われました。定規とコンパスを使った幾何学の描画、幾何学デザインのパズルを体験しました。
最終成果発表会には、神奈川県立横浜国際高校でアラビア語を学習している生徒9名も参加し、1年生からは諺紹介、2年生からはアラビア語を用いたこども遊びの紹介、3年生からは個性豊かなプレゼンテーションがひとりずつ行われました。
参加者のアラビア語習熟度は様々ですが、皆で協力して学び合い、良い刺激を与え合えたように思います。
このようなプログラムを今後も継続できるよう願っています。
参加者の皆さま、協力者の皆さま、本当にありがとうございました!